
昨年12月25日(木)、現代アーティスト・海岸和輝による個展「Interaction」が無事閉幕いたしました。
会期中は多くの方にご来場いただき、作品をご購入くださった皆様、またご関心をお寄せくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業後、2020年の新型コロナウイルス流行をきっかけに制作活動を再開した海岸和輝は、色・形・知覚の相互作用に着目し、一貫して絵画表現を探究してきました。デジタル上でのドローイングを起点に、マスキングテープやアクリル絵具を用いて複数のレイヤーを重ねる制作プロセスは、視覚体験そのものを問い直す試みでもあります。
本展「Interaction」では、色と色、形と形、そしてそれらを受け取る知覚が出会い、互いに作用し合う瞬間をテーマにした作品群が展示されました。隣り合う色は互いに影響を及ぼし合い、同じ色であっても決して同一のものとしては知覚されません。画面上で生じる微細なズレや揺らぎは、私たちの視覚がいかに相対的で不確かなものであるかを示しています。
日々「色」に翻弄されながら画面と向き合い、自らの「嘘」を織り交ぜることで生み出される海岸の作品は、確かな形を持たない視覚体験に奥行きを与え、私たちに新たな発見をもたらしました。本展は、多くのお客様から深い共感と反響をいただく機会となりました。
本記事では、個展「Interaction」のアフターレポートをお届けいたします。



缶バッチガチャ / ボクサーパンツ

本展では、新たな試みとなるグッズ展開として、缶バッジとボクサーパンツを販売しました。
缶バッジは、本展「Interaction」の作品イメージをもとに制作された全5種類を、ガチャガチャ形式での限定販売とし、展示会場ならではの楽しさを加える試みとなりました。小さなお子様から大人の方まで幅広い層に親しまれ、大人の方は展示の記念として、またお子様は近年の流行も相まって手に取られる姿が多く見受けられました。
また、ボクサーパンツは、作家がデザイナーとして活動していた時代に取引のあった会社と共同で制作されたものです。日常的に身に着けるアイテムに作品世界を落とし込むことで、「アートを生活の中に取り入れる」という姿勢が反映されたグッズとなりました。会期中は、ご自身用だけでなくプレゼントとして購入される方も多く、好評を博しました。
これらのグッズは、絵画作品とは異なるかたちで海岸和輝の表現に触れるきっかけとなり、展示体験をより身近なものとして広げる存在となりました。
一部作品紹介
《Overlap #84》¥ 99,990
アクリル、パネル、34x 33 x3cm、2025年
《Overlap #77》¥ 99,990
アクリル、パネル、33x 34 x3cm、2025年
《Overlap #76》¥ 99,990
アクリル、パネル、32x 36 x3cm、2025年
《Overlap #72》¥ 99,990
アクリル、パネル、35x 33 x3cm、2025年
海岸和輝「Interaction」
2025年12月12日(金) ~ 12月25日(木)
営業時間:11:00-19:00 休廊:日月祝
入場無料・予約不要
会場:tagboat 〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F